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【感恩報謝】クラウドファンディングの終り、そして始まり
三十日前、ひとつの灯がともりました。 最初は小さく、頼りない光でした。 けれどその灯は、ひとり、またひとりと 心を寄せてくれた皆さまの手によって、 やがて夜空を照らすほどの光となりました。 そして、さらにこの十日間、皆さまから寄せられたひと言ひと言、 「応援しています」「楽しみにしています」―― そのすべてが、私たち制作陣の心を支え、前へと進ませてくれました。 舞台を創るということは、ただ物語を形にすることではありません。 誰かの想い、 誰かの祈り、 誰かの「生きた証」を、 共に紡ぐことなのだと、改めて教えていただきました。 新撰組の時代、命を懸けて守った“誠”の旗。 いま私たちは、その志を「舞台」という形で受け継いでいます。 そしてその旗を共に掲げてくださったのが、 他でもない、あなたです。 あなたがいてくださったから、この光はここまで来ることができました。 あなたの想いが、確かに“壬生のほたる”を灯したのです。 どうかこの言葉を受け取ってください。 ――ありがとう。 心の底から、感恩報謝を申し上げます。 そして、物語はこれで終わりではありませ
sessuepro
2025年10月21日読了時間: 2分


第三章「池田屋の叫び」 第一話 雨の足音と未練の地
#池田屋の叫び #幕末 #新選組 #怪談 #雪洲PRO #江戸川ユキト 時は遡り、元治元年京の六月。 重たい雲が低く垂れこめ、池田屋界隈の石畳を激しい雨が休みなく叩いていた。 戦の興奮も冷めやらぬ京の町に、しとしと、ぴちゃり――と規則正しく水が跳ね返る。 夜遅く、屯所へ戻る新選組の一団。 小林谷太郎は、そのいちばん後ろを飄々と歩いていた。 道すがら、仲間の一人の宜本京雲(よしもときょうん)がふいに立ち止まり、肩越しに振り向いた。 「なあ……さっきから、路地の奥で、誰かがずっとこっち見てる気がしてならない」 冗談めかした囁き――けれど、その目には微かな怯えがにじむ。 別の隊士が苦笑して「雨に濡れて物の怪でも出るのか」と和ませようとするが、空気は重く沈んだままだ。 池田屋前に差しかかったとき、不意に強い風が吹き、暖簾がはた、と揺れた。 その一瞬、小林谷太郎の耳に、溶けるようにか細い声が聞こえてきた。 「……帰りたい、帰りたい……」 その場にいた全員にはただ風の音―― “見える力”をもつ小林谷太郎の心の奥深く、その哀切な願いが、まるで実体を伴って流れ込

江戸川ユキト
2025年10月19日読了時間: 2分


第二章「斬られた影」 第四話 静けさと誓い
夜はようやく明け始めていた。雨も上がり、屯所の瓦屋根が薄青い光を受けて静かに濡れている。
宜本京雲(よしもときょうん)は、廊下の端で肩を落としたまま、遠くの空が白み始めるのをじっと眺めていた。
切腹の間の前、さっきまでうずくまる黒い影があった場所には、もう何もない。
ただ埃の積もった床板の隅に、不思議と一滴の水滴が残っているだけだった。
今しがたまでの出来事が幻のように思える。
しかし、胸の奥に残る冷たい感触と、影が最後に残した微かな感謝の響き――それが、京雲を静かに満たしていた。
ふと、背後に朝餉の支度をする隊士たちのざわめきが広がる。
誰も昨夜のことを口にしない。 “奇矯妖怪不思議の説を申すべからず”、その新しい法度が言葉を塞いでいる。
それでも、今朝の屯所には不思議な明るさが流れていた。
「ああ、なんだか今日は空気が軽いや」
誰かが小声でそう言い、別の者がかすかに笑う。
京雲はゆっくりと立ち上がり、自分の内に生まれた静謐な力を確かめるように息をつく。
もう一度だけ

江戸川ユキト
2025年10月18日読了時間: 2分


第二章「斬られた影」第三話 廊下の谺(こだま)
静まり返った夜の屯所。
宜本京雲(よしもときょうん)は、灯火一つ手に、廊下の奥へと静かに歩みを進めていた。眠る者たちの寝息から遠く離れたその先――切腹の間。
足音をできるだけ立てずに、一歩、また一歩と床板を踏みしめていく。
闇の深さは息苦しいほどで、僅かな風すら肌の奥に忍び込む。
やがて、切腹の間の前に立った。
膝を抱え、うずくまる黒い影。その衣は血に塗れ、顔はただ暗い靄でぼやけている。
京雲は一瞬、息を呑む。
(俺が恐れたってどうにもならない――今は、声を聞く時だ)
そっと長押に灯りを置き、京雲は静かに膝を折った。
「……ここで、何を思っている?」
影は何も答えようとしない。ただ、かすかな呻き声にも似た息遣いが、孤独な夜気と混じり合って漏れるだけ。
「お前の声は、消えない。たとえ法度で語れずとも、誰かが覚えている。俺が、必ず聞き届ける」
その瞬間、影が微かに動いた。

江戸川ユキト
2025年10月17日読了時間: 2分


第二章「斬られた影」第二話 夢と恐怖のあいだ
夜更けの屯所では、雨だれの音だけが眠れぬ者たちの鼓膜を叩いていた。
宜本京雲(よしもときょうん)は浅い眠りのなか、いくたびも悪夢に浮かされていた。
夢の中――
冷えきった廊下がどこまでも続く。灯の消えた切腹の間の前を、誰かがすう、と横切る気配。しめり気を帯びた黒い影。
それは背中をくの字に曲げ、恨みでも痛みでもなく、ただただ深い寂しさを引きずっている。
「……俺は、まだここにいる……」
低く、濡れた声が遠く響く。
京雲が立ち尽くすと、闇の奥で影が振り返った。
その顔は、輪郭さえぼやけて、ただぽっかりと口だけが動いている。
目が覚める。
額にはじっとりと汗。胸の奥に重りが乗ったように苦しい。
京雲は乱れた呼吸を整えて、寝床の掛け布団を押しのける。
“見える力”を授かってからというもの、夢と現の境目が薄くなった気がする。
谷太郎の想い――“誰かの声を見捨てぬ者”として、この恐怖もまた己の責任だと京雲は理解していた。
そのとき、ふと障子の向こうから微かな足音。
廊下で寝間着姿

江戸川ユキト
2025年10月16日読了時間: 2分


第二章「斬られた影」 第一話 影、廊下に佇む
剣の稽古を終えた若い隊士たちが囲炉裏を囲んでそっと声をひそめる。
「昨夜、切腹の間の縁側を黒い影が横切ったそうだ」
「いや、それだけじゃねえ。誰もいないはずの床の間から濡れた音が……」
ひとしきり噂が飛び交うが、すぐに全員の顔が土方副長のことを思い出したように引き締まる。去る夜制定されたばかりの新たな法度――“奇矯妖怪不思議の説を申すべからず”――。そのため、誰ひとり大声で語ることができない。

江戸川ユキト
2025年10月15日読了時間: 2分


第一章「旗守の亡霊」 第三話 「旗守と目覚め」
その夜――月は厚い雲の向こうに隠れ、屯所の闇はいっそう深くなっていた。
宜本京雲(きょうん)は何度も浅い眠りから覚め、やがて、見えない力に導かれるまま布団を抜け出した。
無意識のうちに足は千両松へ向かっている。草を踏むたびに、寒気にも似た緊張が全身を包み込む。
月影も届かぬ戦場跡、空気は重く冷たい。
――そこにあった。
紫の隊旗がゆらめく下、土に膝をつき、ひっそりと佇む谷太郎の影。
「谷太郎……?」
旗の下で彼は、虚ろな眼でぼんやりと遠くを見ていた。
「……帰れなかった……みんな……約束を守れなかった……。でも、ここでずっと待つって、誓ったんだ……」
京雲は思わず一歩踏み出す。
(なぜ俺なんだ。なぜ、お前の声が俺にだけ響く?)
疲れた声で、谷太郎は旗を差し出す。
「……お前だけは、俺を“いなかったこと”にしなかった。頼む、京雲……この旗と俺の思いを、お前に託したい」
その瞬間、谷太郎の手から旗が滑り落ち、まるで霧が流れ込むように眩い残響が京雲の胸に走る。

江戸川ユキト
2025年10月13日読了時間: 2分


第一章「旗守の亡霊」 第二話 「囁きと動揺」
第一章「旗守の亡霊」 第二話 「囁きと動揺」
#旗守の亡霊 #幕末 #新選組 #怪談 #雪洲PRO #江戸川ユキト
屯所の夜は重たく深かった。戦の興奮が消えた後の静けさに、隊士たちはそれぞれの小さな不安を隠していた。
囲炉裏を囲んで座る一群の中――宜本京雲(よしもときょうん)は、湯を口に運びながらふと皆の話に耳を傾ける。
淡く灯る火のそば、隊士の一人が誰にも聞こえぬほどの小声で言う。
「……昨日の夜、千両松で谷太郎さん、旗と一緒に……立ってたんだ。戻ってきた誰かが見たって」
「またその話かよ」と別の隊士が気まずそうに笑うが、誰も本気で笑えない。
重苦しい静寂が落ち、囲炉裏端の温度が下がる。

江戸川ユキト
2025年10月12日読了時間: 2分


江戸川ユキトが送る幕末オマージュ新作シリーズ配信開始!第一章「旗守の亡霊」
舞台『新撰組日記 壬生のほたる』は新撰組が一躍表舞台に躍り出た[池田屋事件]を10日前からさかのぼって描く物語。この物語にちなんで、クラウドファンディング終了の10日前の本日から配信していきます。
いまだ謎に包まれる、局中法度に加えられた新条。
“奇矯妖怪不思議の説を申すべからず。”
この新条が生まれた物語を独自の新手から想い描きます。
sessuepro
2025年10月11日読了時間: 1分


第一章「旗守の亡霊」 第一話 「旗の下で待つもの」
慶応四年、春。
千両松――墨を流したような薄闇と、そこに広がる草の匂い。空には僅かな夕陽が残り、砲火の哀しい残響がいまだ風に混じる。
小林谷太郎は、戦が終わったばかりの静かな野に佇んでいた。
誰もいないはずの場所だ。かつて励まし合った仲間たちは、いまや散り散りとなり、戻る者もいない。それでも彼は「誠」と大書された隊旗を掲げ、帰りをただ待っていた。
「ここで待つ。必ず旗の下で再会する。……それが俺の役目だ」
谷太郎の手には土と血がついていた。
夕陽に紫が混じる隊旗が、静かに揺れる。
谷太郎は膝を地につき、耳をすます――戦場に散った仲間たちの声を聞くために。
そして夜が訪れると、何度も何度も分かれた者の名を心の中で呼び続けた。
自分がずっとここで待てば、いずれ帰ってくる――そう信じて。

江戸川ユキト
2025年10月11日読了時間: 2分


#幕末推し コラボ企画を構想中!@江戸川ユキト
雪洲PROがクラウドファンディング担当をしている 舞台 新撰組日記 壬生のほたる」のつながりや、 三谷幸喜脚本の「新選組!」がNHKオンデマント配信がされるということもあり、 ”里山怪談”の江戸川ユキトによる新選組を題材にした怪談×幕末コラボ作品を構想中です。...
sessuepro
2025年10月10日読了時間: 1分


舞台「新撰組日記『壬生のほたる』」の座席表が公開されました!
チケットご購入の際にご参考ください。 チケット販売:10/11(土)10時〜 SS席11000円/S席8000円/A席6500円 ※11/21歌謡ショー付あり(+4000円) CAMPFIREにてクラウドファンディング挑戦中! 求む!壬生の灯主...
sessuepro
2025年10月10日読了時間: 1分
プレスリリース配信:新撰組日記『壬生のほたる』三越劇場にて上演決定!クラウドファンディングで“壬生の灯主”を募集開始!
ツナググさんにてプレスリリースいただきました! 新撰組日記『壬生のほたる』三越劇場にて上演決定!クラウドファンディングで“壬生の灯主”を募集開始! https://press.portal-th.com/archives/42793...
sessuepro
2025年9月25日読了時間: 1分


大河ドラマの三谷幸喜作品、「新選組!」がオンデマンド配信(9/29)されるって?!
大河ドラマの三谷幸喜作品、「新選組!」がオンデマンド配信(9/29)されるって?!
11月に三越劇場で公演される舞台「新撰組日記 壬生のほたる」のクラウドファンディングを担当をしている中で、なんだか素敵なタイミング♪
https://www.nhk-ondemand.jp/share/campaign/?capid=sns001
三谷幸喜さんの作品をNHKオンデマントで楽しんでいただきつつ、
灯る思いを胸に舞台「新撰組日記 壬生のほたる」のクラウドファンディングもお楽しみください♪
舞台に、灯れ!
https://camp-fire.jp/projects/853658/
sessuepro
2025年9月24日読了時間: 6分


「新撰組日記 壬生のほたる」公演のフライヤーの”裏”を公開!
「新撰組日記 壬生のほたる」公演のフライヤーの”表”を公開!CAMPFIREにてクラウドファンディング挑戦中!!
sessuepro
2025年9月23日読了時間: 2分


「新撰組日記 壬生のほたる」公演のフライヤーの”表”を公開!
「新撰組日記 壬生のほたる」公演のフライヤーの”表”を公開!CAMPFIREにてクラウドファンディング挑戦中!!
sessuepro
2025年9月22日読了時間: 2分


舞台「新撰組日記『壬生のほたる』」のクラウドファンディングが9/21 10:05より開始いたしました!
株式会社アン・ディオールプロモーションと共に雪洲PROがクラウドファンディング担当している舞台「新撰組日記『壬生のほたる』」のクラウドファンディングが9/21 10:05より開始いたしました!ご支援お願いします!
sessuepro
2025年9月21日読了時間: 3分
舞台「新撰組日記『壬生のほたる』」のクラウドファンディングが9/21 10:05より開始!!
株式会社アン・ディオールプロモーションと共に 雪洲PROがクラウドファンディング担当している 舞台「新撰組日記『壬生のほたる』」の クラウドファンディングが9/21 10:05より開始いたします! クラウドファンディングページ...
sessuepro
2025年9月20日読了時間: 3分
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